千葉の植木屋さん 株式会社 植介|植木、庭木の剪定・造園

両立

2019年1月6日 日曜日

生きた学問 死んだ学問

今日の天気は、曇りなので

指先が痛いくらい寒いです。

 

お日様ってありがたいですね。

 

今日は、おやっさんに教えてもらったことを、書きます。

 

飛行機が飛ぶのは、当たり前なのですが、

飛行機ってどうして飛べるようになったと

思いますか?

 

 

 

 

 

 

答を先に言うと、

生きた学問と死んだ学問があったからです。

 

生きた学問?死んだ学問?わけわかりませんよね。

 

生きた学問とは、自分が体験、経験したことから得たものです。

死んだ学問とは、教科書に載っているような

先人が、残してくれた知識などですね。

 

飛行機を飛ばす為には、

実際に飛ばしてみなければ、飛ぶかどうかも

わからないですね。

 

また、化学や物理,機械工学などもわからなければ、

飛行機自体を作れません。

 

生きた学問と死んだ学問が、あったからこそ

作る事ができたんですね。

 

人も同じだそうです。

勉強ばかりとか、経験のみでは、バランスが悪いんです。

 

おやっさんは、戦争を経験していますし、

体験、経験は豊富であった。(生きた学問)

だけど、高齢になっても易や四柱推命なども

勉強されていたのは、

死んだ学問が、自分に足りていないと感じられて、勉強されていたんだと思います。

 

両翼(りょうよく)が均等にバランスをとれていれば、上手に飛べるんです。

 

学ぶ事も大事 勉強も大事って事ですね。

 

体験、経験(生きた学問)+知識(死んだ学問)

両方を兼ね備える

 

そう考えると、一生学びと勉強なんですね。

 

まとめ

生きた学問と死んだ学問の両立を目指す努力をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前へ進めば見える

2019年1月5日 土曜日

仕事から学ぶ

今日も、昨日の松の続きです。

松はすべての枝を、一本、一本手入れしていくので時間がかかります。

全部で何本くらいの枝があるんでしょうかね?

この松の木の後ろにも松があります。w

 

私は松が好きなので、手入れしているときは基本楽しいのですが、

ひたすら1本1本手入れしていくので、1日、2日と、作業しているとだんだんきつくなってきます。

 

そんな時いつも感じるのは、まだまだあるわ・先は長いなって始め思うんです。

ですが、他に代わってくれる人もいないので、忍耐力鍛えられてるなーとか思いながらも

続けるんです。

 

そこを越えるともう完全に無です。

ゾーンに入るような

手と鋏が勝手に動いているのを、ただ眺めてる感じですね。

 

そして、寝ても夢の中で、作業してるんです。w

 

先が、なかなか見えない時って人生でもありますよね。

ですが、松を連日作業することで、見えたのは、1本1本でも、確実に進んでいれば

先が見えてくるという所です。

 

先のことは、どうなるかなんてわかりません。明日、自分が生きているかさえわからないのですから。

ただ、目の前の事はわかります。

その目の前の事をひたすらやり続けて、前に進んで行かない限り、先は見えてこないのです。

 

本当に仕事を通していろいろ学ばさせてもらっていると思います。

お客様にお金を頂ける上に人生感も学べるなんてとても幸せな仕事です。

 

 

多分、私はこの世界に入って松に関しては相当な量をこなしています。(夢も含めるとw)

量を求めるか、質を求めるか

最終的には質を求めると思いますが、初めから質を求めても無駄です。

初めから質を求めても難しいので、とにかく人の何倍もの量をこなすんです。

 

この量の多さをこなすことによって質が上がってくるのだと思います。

 

 

昔から、自分の会社が休日でも他の会社で松の手入れがあれば作業させてもらったり

していました。

すごく覚えているのは、京都でクリスマスの時、町はきれいなイルミネーションが点灯されていて

みんな楽しそうに歩いていたのを見た際、

自分の手を見ると、松やにだらけで真っ黒になった手

みんな楽しそうだなー。と少し羨ましく思いながらも

自分で思わず笑ってしまいました。(俺はなにやってるんだろう?)みたいなw

 

そんな過去もあったけど、やってきて良かったって今は思えます。

 

まとめ

先が見えない時こそ、自分の目の前を見て進み続ければ、先は見えてくる。

 

 

帰宅後、イルミネーションを見に、家族で東京ドイツ村に行ってきました。(名前は東京だが実際は千葉・・・)

とても綺麗でしたよ。

4月上旬まで開催してるらしいので、まだの方はぜひ行ってみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初仕事

2019年1月4日 金曜日

考える 工夫する

今日は、2019年 初仕事です。

松の木を透かします。

毎年手入れさせて頂いていますが、

ここ数年は、クレーンにゴンドラをつけて

作業しています。

 

とても、便利です。

 

クレーンを買う前は、木に登って

木の幹と自分をロープで固定しながら

作業していました。

 

クレーンでの作業は、ゴンドラに乗ってリモコン操作すれば、動きます。

ですが、直接木に登って作業するのは

大変です。

 

自分の足場も確保しなければ落ちますし、

きつい体勢でも作業しなければなりません。

 

あと少し枝先まで手が届かないとか、

結構あるんです。

 

そんな時、どうするかな?って

考えて、工夫して作業をします。

 

この考えて 工夫する事が自分のスキルを

上げてくれるんです。

一度、経験したものであれば、同じような場合が起きたとしても、対応できます。

 

樹木は色々な場所に植わっているので、

クレーンが入れない場所もあります。

そんな時は、人力しかありません。

(ロープアクセスなど)

 

クレーンのゴンドラは、確かに安全ですし、楽です。

ですが、楽な分そういう経験ができないのです。

樹木を刈り込む際にも、バリカン(トリマー)などの機械があるので、便利なのですが

なんでもかんでも、バリカンで仕上げるのは

問題です。

 

バリカンばかり使っていると、鋏で刈るのが

下手になります。(腕が落ちるんです)

なので、

手刈りの技術も、磨き続けるべきです。

 

利便性だけでは、学べない事も

多いんですよね。

 

学ぼうとするなら、一見遠回りと思えた事でも

覚えてしまったほうが、自分の為になります。

 

まとめ

初めから、楽はしない方がいい

 

 

クレーンで真上から見た松(葉っぱだらけですね)

手入れした所と、してない所がはっきりわかります。

樹木は枝ぶりを見せることによって、より一層魅力を引き出すことができるんですよ。

この松一本で2.5日~3日かかります。

 

 

 

 

 

 

心の目

2019年1月3日 木曜日

おやっさんに教えてもらった事

昨日、心の耳を書いたのでついでに

心の目も書きます。w

 

心の目ってなんでしょうね?

 

京都修行時代

当時92か93才だったと思いますが、

親方のお父様で、私達は

おやっさんと呼ばせていただいてました。

 

おやっさんは、戦争を経験されていて

高齢であるからこそ、易や四柱推命なども勉強するべきだ。と、とてもパワフルな方でした。

 

よく、若い衆に説法してくださるのですが、

なんせ、一言一言が意味深い。

 

私よりも若い衆達は少し面倒くさそうに聞いていましたが、

私は、その説法をいつも楽しみにしていました。

 

親方とは、反りがあわなくぶつかってばかりだったので、

(私は、筋が通ってない事に対して、

違うものは、違うと言ってしまう性格なので)

おやっさんに相談する事が多かったからかもしれません。

 

あるとき、おやっさんに相談していると、

(荒井さん あんた、心の目が開いとる)と言われた事がありました。

心の目が開く?

イメージで、なんとなく、誉められたのかな?位にしか

当時は思っていませんでしたが、

最近になって、わかりました。

 

それは、心の目で本質を見極めるって事です。

特に、人の本質って難しいですよね。

 

ですが、

行動や発言をよく見るとわかるんです。

目で見た物を、心の目のフィルターにかけると

見えてくるんです。

あ、この人は、自分さえよければいい人なんだとか、すごい欲深い人だなとか。

 

そういう人とは、縁を切るなり距離を置いたほうが賢明だと思います。

 

数年前、

おやっさんは亡くなってしまいました。

 

私が今、着ている法被(はっぴ)は元々、

おやっさんが着ていた法被のデザインを頂いたものなので、余計気が引き締まります。

 

そのおかげで、頑張る事も出来ていると感じます(おやっさんに空の上から見られてる的なw)

おやっさんと、出会えた事に感謝しかありません。

おやっさん、ありがとうございました。

そして、もっと精進して行きます。

 

まとめ

心の目とは、本質を見きわめる洞察力。

 

 

 

 

 

 

心の耳

2019年1月2日 水曜日

物の声聴こえますか?

今日は1月2日です。

 

今日の方が元旦より空が澄んでいます。

 

連日、いい天気が続いているので、

子供を連れて公園で遊んできました。

 

 

私は最近、禅に興味があるので禅の本を読むことが多いのですが、

曹洞宗徳雄山 建功寺住職の枡野俊明さんの本が好きです。

 

この方は、住職でありながら庭園デザイナーであり美術大学の教授でもあります。

 

そもそも、私が禅に興味を示した訳は、禅をまったく知らないものが、禅風の庭をつくることは無理だ。

学ぶ必要があると感じたからです。

 

まだ、ぼんやりとしか掴めていないのですが、

やはり心というものに重きをおいた思考や生き方などがわかります。

 

本の中に、禅の本分は簡素である。

余計な物をそぎ落としそぎ落とし、もうこれ以上そぎ落としていくものがないところを求める。

そうなってはじめて素材の持っている力、命が輝きはじめる。

 

これって、引き算の美学そのものですよね。

 

この引き算の美学というものに

もともと魅力を感じていたので、

自分が目指していきたいのはこれだって思ったんです。

 

庭を造る際、全て良いもの、高いものを使って庭を造る。たしかに豪華で立派な庭が出来上がるでしょう。

 

ですが、そこに心がなければ、ただの豪華(見てくれだけ)な庭です。

そんなものに私は興味ありません。

 

良いものであろうがなかろうが、使おうと決めたその素材を、どうしたら生きてその素材が輝けるのかを考えるって

とても楽しいんです。

樹木を剪定する際も同じです。

自然の物なのでまったく同じというものがありません。

 

その素材の魅力を最大限に引き出す。

これも、職人の醍醐味の一つと言って良いですね。

 

職人の職って漢字がありますが、これは言葉を聞いてしっかり認識するという意味もあります。

 

職人⇒素材の言葉を聞いてしっかり認識する人って事なので、

素材自体は喋りませんが、素材の声を聴くことはとても大切な事だと思います。

 

簡素な中でも、素材自体が輝いているような庭造りをこれからも目指して行きます。

 

まとめ

素材の声を聴ける心を養うことで、その素材の魅力を最大限に引き出す事ができる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019 抱負

2019年1月1日 火曜日

日々が新鮮

あけましておめでとうございます。

 

以前は、大晦日から元旦にかけて外出することが多かったのですが、ここ最近は家でまったりすることが多いです。

 

元旦は、新鮮で何か気持ちが引き締まる思いしますよね。

 

朝の空を見上げるといつもと変わらない大空が見えています。

元旦であろうがなかろうが、空はいつもと変わりません。

 

これから365日過ごして行くわけですが、1日1日を、元旦のような新鮮な気持ちで迎えていきたいものです。

 

 

孔子の論語の中に、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。という言葉がありますが、

 

今のところ、30代で独立し、40代に入っていろいろな迷いがなくなってきていることを実感できています。

私が、50代になった時、天が自分に与えた使命を感じられるように

自分の道を自分のペースで自分らしく楽しみながら前進していきます。

 

 

本年も宜しくお願い致します。

 

荒井 介士

 

 

 

 


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