今日の禅語
無心帰大道
(むしんだいどうにきす)
はからい心なく、作為なしに、
ものごとにあたれば、
そのことと一体(ひとつ)になることがてきる。
はからいが、ひとつになる邪魔をする。
自分をよく見せようとか、よく見られたいとか
はからいを、取り払ってものごとにあたることが大切。
今日も1日、ありがとうございました。
無心帰大道
(むしんだいどうにきす)
はからい心なく、作為なしに、
ものごとにあたれば、
そのことと一体(ひとつ)になることがてきる。
はからいが、ひとつになる邪魔をする。
自分をよく見せようとか、よく見られたいとか
はからいを、取り払ってものごとにあたることが大切。
今日も1日、ありがとうございました。
虫声千葉雨
(ちゅうせいせんようのあめ)
深まりゆく秋に、
虫がさまざまな草の葉先で鳴き
まるで、雨音のように聞こえる。
虫の音に季節の移ろいを聞く。
そういえば、今年の秋は虫の音を聞いた記憶がない。
秋っていつだったんだろう?
確実に季節は移ろっているが。
だんだんと、風物が薄れていくのは
なんかさみしいですね。
今日も1日、ありがとうございました。
霜葉満千林
(そうようせんりんにみつ)
霜が降りた木々の葉が、
林いっぱいに満ちている。
晩秋の風景。
誰だって、厳しさを引き受けている。
秋の霜は、一本の木にだけ降りるのではなく、
どの木にも平等に、林全体に降りる。
人生の厳しさも、
自分一人だけが味わっているのではない。
軽々と歩んでいるように見える人も、
厳しさを受け入れながら、歩みを進めている。
苦しい時、つらい時、
自分だけではないということを忘れてはいけない。
厳しさを受け入れながら、歩みを進めて行こう‼️
今日も1日、ありがとうございました。
松風伝古今
(しょうふうここんにつたう)
松林を吹き抜ける風は、
いまも、昔も、変わらない。
真理は太古から現在まで、変わることがない。
時代を越えて変わらないものを残す。
時代は変わっても、人間の本質はあまり変わっていないような気がする。
良いことも、悪いことも。
次の世代に何を残せるだろうか?
今日も1日、ありがとうございました。
江月照松風吹
(こうげつてらししょうふうふく)
永夜清雪
(えいやのせいせつ)
月は川面を照らし、風は松を渡って吹き、
清らかな雪が降っている。
この美しい世界で仏性に気づく。
秋の夜長は、気づきにふさわしい。
ひたひたと冬の香りが立ち始めるこの時節は、
自然にあるもののすべてが清々しさをまとっている。
月も、風も、夜の雪も、
澄んでどこまでも清らか。
そんな世界に思いを馳せると、
心も同調して、清らかになる。
気づき。
それは、この世の中にたくさんあるが、
なかなか気づけないもの。
意識しよう。
今日も1日、ありがとうございました。
塵外楽清閑
(じんがいにせいかんをたのしむ)
俗世間(塵)にまみれず、清らかな心、穏やかな心で、
悠々と生きていく。
世間のものさしから自由になると、
心の塵が落ちて、自分の暮らしを心から楽しめる。
世間のものさしで生きるか、
自分のものさしでいきるか。
富や名誉、地位や権威を求めるよりも、
自分らしく生きる事を求めよう。
今日も1日、ありがとうございました。
水上青々碧
(せいじょうせいせいたるみどり)
浮草(碧)は、流れにまかせて漂っていながら、
どこにあっても青々として、
その美しさを失うことはない。
どんな場所でも、自分らしくある。
生きる環境がさまざまにかわるのが人生。
そのときどきの環境に合わせていくことは、
もちろん大切だが、
どんな環境にあっても、
自分らしさを核にして生きることはもっと大切。
自分らしく生きるには、まず自分を知らなければわからない。
ちゃんと、自分の事知っていますか?
今日も1日、ありがとうございました。
仏法水中月
(ぶっぽうすいちゅうのつき)
仏の法(おしえ)は、水に影を落とす月のようだが、
水面の月を掬おうとしても掬えないように、
真の法に触れることも、また、難しい。
たまたまではなく、
常態にすることが大事。
人のために何かをすることの喜びを知る。
大事なのは、そういう自分であり続けること。
状況によって、苦痛に感じたり、煩わしくなったりしたのでは
たまたまの経験でしかなくなってしまう。
いつでも喜びをもってする。
そんな人でありたいですね✨
今日も1日、ありがとうございました。
体露金風
(たいろきんぷう)
どこもかしこも、秋の風(金風)が吹きわたっている。
それを身心いっぱいに感じること、
楽しむことが悟り。
風に吹かれて、
さわやかだなぁ。
きもちがいい。
とだけ、感じればいい。
その瞬間は、真理とひとつになっている時間。
今日も1日、ありがとうございました。
赤肉団上
(しゅにくだんじょうに)
有一無位真人
(いちむいのしんじんあり)
からだ(赤肉団)のなかには、
尊い仏性がある。
それを見なさい、という檄。
自分の中の絶対的主体性を見る、
それに気づく。
本来の自己。
地位も、学歴も、貧富も美醜も老若も、
男女も、
人に付随している何もかも、
一切合切を取り払ったところにあるのが
本来の自己。
世間の価値判断など通用しない、そんなものでははかることができない、
絶対的な主体性。
本来の自己知っていますか?
今日も1日、ありがとうございました。
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