今日の禅語
杓底一残水
(しゃくていのいちざんすい)
汲流千億人
(ながれをくむせんおくのひと)
柄杓の底の水を残して谷川に戻せば、
大勢の人がそれを汲むことができる。
どんなものも、細心の注意を払って、
大切に、大切に、扱う。
心の持ち方次第で、大切にも
扱える。
今日も1日、ありがとうございました。
杓底一残水
(しゃくていのいちざんすい)
汲流千億人
(ながれをくむせんおくのひと)
柄杓の底の水を残して谷川に戻せば、
大勢の人がそれを汲むことができる。
どんなものも、細心の注意を払って、
大切に、大切に、扱う。
心の持ち方次第で、大切にも
扱える。
今日も1日、ありがとうございました。
小水常流如穿石
(しょうすいつねにながれていしをうがつがごとし)
わずかな水の流れでも、
流れ続けていると、
やがては、硬い石すらも貫く力になる。
日々の努力を怠らないことが、
結果へとつながる。
努力をひたすら続けていく。
今日も1日、ありがとうございました。
任運自在
(にんうんじざい)
すべてを自然の流れにまかせ、
はからいをせず、
あるがままを受け容れる。
あるがままにまかせたら、
心は自由でいられる。
そこに抗うから、
悩みや苦しみが生まれる。
受け容れて自然の流れに任せてみる。
今日も1日、ありがとうございました。
無念無想
(むねんむそう)
心のなかにある固定観念、
自分を縛っている自我、
執着、妄想から離れる。
マイナスの思い込み、固定観念は
即刻捨てる。
今日も1日、ありがとうございました。
忘牛存人
(ぼうきゅうそんじん)
修行を積んで、
やっと悟りの境地を手に入れたとしても、
そこでいったんそれを忘れる。
成功は
味わうより忘れることが大切。
素晴らしい結果をあげた後、
成果を忘れよう。
それは、その成功体験が慢心にも、油断にも
つながる。
勝って兜の緒を締めよ。
ですね。
今日も1日、ありがとうございました。
脚下照顧
(きゃっかしょうこ)
目を向けるべきは、みずからの足元。
次の一歩を踏み出すのは、
そこからしかない。
履き物をそろえると、
心に余裕が生まれる。
履き物をきちんと揃える。
履き物が整うと、心も整い余裕が生まれる。
みずからの足場をしっかり固める。
今日も1日、ありがとうございました。
山是青々花是紅
(やまはこれせいせいはなはこれくれない)
山はどこまでも青々とし、
花はあざやかな紅に咲いている。
そのコントラスト(役割分担)が
おたがいを引き立てあっている。
自分の役割を果たすことにつとめる。
野球で例えるならば、
四番打者をズラリとそろえても、
チームは強くならない。
一番は一番の役割、八番は八番の役割をしっかり果たすこと。
それが、周囲を引き立て、全体を強くする。
今日も1日、ありがとうございました。
生死事大(しょうじじだい)
無常迅速(むじょうじんそく)
時はとどまることがなく、
あっという間に過ぎ去っていく。
限られた人生の時間を、
一瞬たりとも無駄にしてはいけない。
できることは、そのつど確実にやっていく。
物事の先送り...。
延ばせば延ばすほど億劫になる。
できることはそのときに確実にやる。
それが、時間を無駄にしない生き方。
今日も1日、ありがとうございました。
行充坐臥
(ぎょうじゅうさが)
歩く(行)、立ち止まる(住)、座る(坐)、
横になって寝る(臥)
日常の立ち振舞いのすべてが修行てある。
心は所作にあらわれる。
普通の日常こそ、修行の場。
今日も1日、ありがとうございました。
不退転
(ふたいてん)
悟ったら、その境地から後退しない。
迷いの世界に戻らない。
固く信じて、屈しない。
正念場では腹をくくる。
ものごとを柔軟に考える、対応することは
大切だが、
ここいちばんという時には、
自分を信じきって突き進む。
それには、腹をくくること。
今日も1日、ありがとうございました。
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