今日の禅語
風吹不動天辺月
(かぜふけどもどうぜずてんぺんのつき)
どんなに風が吹いても、
天辺の月は微動だにしない。
何事にも動じない堅固な心。
命への感謝が、動かない心の土台となる。
不動心の本当の意味は、
まったく動かない心ではない。
人の心は揺れるのが当たり前。
いい時は高揚し、悪いときは、落ち込む。
禅で言う不動心とは、
良い時もいつまでも浮かれていないで
平常心に戻す。
悪い時もいつまでも凹んでいないで
平常心に戻す。
今、命があること それだけでありがたいと
感謝することで、動じない心の土台ができる。
今日も1日、ありがとうございました。