2023 12/12(火)
今日の禅語
枯木倚寒岩(こぼくかんがんによる)
三冬無暖気(さんとうだんきなし)
枯木が寒風吹きすさぶ岩に立っている。
冬の間は、暖気などまったくない。
修行中の禅僧は、この枯木のようなもので、
煩悩に心を動かされることは一切ない。
煩悩を拒むのではなく、
受け流す境地。
煩悩に心が動かないのは立派におもえるが、
あまりにも、そうあろうとすると窮屈になる。
煩悩を拒絶して受け容れないのではなく、
受け止めてなお、それに心がとらわれたり、動かされたりすることがない、
自然体で煩悩を受け流す。
それが 禅。
煩悩だらけでも良い。
生きるためには煩悩も必要だ。
今日も1日、ありがとうございました。