2022 12/29(木)
今日の禅語
雲掃長空巣月鶴
(くもちょうくうをはらってつきにすくうつる)
寒清入骨不成眠
(かんせいほねにいってねむりならず)
厳寒の夜、空に一点の雲もなく、
月光が冴えわたる。
巣の鶴は、寒さで骨の髄まで凍てついて、
眠ることができない。
耐える姿が、高潔さをまとう。
人の品性は、苦境にあるときに
もっともよくあらわれる。
人生には、耐えるしかない状況もある。
そこで、歯を食いしばってでも、
耐えきってみせる。
その姿に高潔さを見ない人はいない。
和らがない寒さも、明けない夜もない。
似た言葉で
武士は食わねど高楊枝
がありますね。
苦境は、誰にでも訪れる。
耐え抜いたその先には、
成長している自分がいるはず。
下を向いて歩くより、
前を向いて歩いて行こう‼️
今日も1日、ありがとうございました。