2020 5/16(土)
2020 5/16(土)
数日前から、お庭の排水工事をした。
大雨が降ると、水が溜まってしまうとの事でご依頼頂いた。
そして何より1番問題なのがこの石垣・・・
この写真は、桝設置後の写真だが
積んである石の1番下に風穴がある。
この風穴の位置からお庭の土が全部流れ出ていた。
お庭にいくら土を足しても無くなるとおっしゃってた理由もわかった・・
そこで暗渠排水(あんきょはいすい)を施工する。
まずは
庭内の1番低い所に、雨水枡を透水シートで周囲を覆い設置し、そこから敷地外へ水のはけ口を作る
この雨水桝に暗渠のパイプを繋ぐ。
地面を30cm位掘削し転圧。透水シートを敷いてその上に砕石を敷く。
暗渠用のパイプも売ってはいるが、VUの普通の塩ビ管で代用した。
塩ビ管もこのように穴が開いている物は有孔管(ゆうこうかん)と呼ばれている。
パイプを設置する際、勾配(こうばい)を付けるのを忘れてしまうと
水が流れていかないので注意しましょう。
今回は、自分でホールソーで穴あけしましたが、
穴あきの状態でもお店で販売しています。
塩ビ管を透水シート・砕石でくるみ上に土を被せ整地。
構造としては、敷地内の雨水がパイプを通り雨水枡へ水を集める。
そこに溜まった水はオーバーフローして
敷地外に流れ出る仕組み。
敷地外に出た水は塩ビパイプを繋ぎ用水路にて排水できるようにした。
1番問題だった風穴は、あぜなどに使われるプラのシートと透水シートで内側を塞ぎ
土の流出を止めた。
これで土が流れ出る事はない。
これから梅雨時期に入るので活躍してくれそうです。
別件で
最近入らせて頂いた
(株)北晨工営 様の事務所の中庭
カッコイイ!!
この庭をもっと、趣のある空間にしたいと思います。(^-^)
今日も1日、ありがとうございました。