千葉の植木屋さん 株式会社 植介|植木、庭木の剪定・造園

肥料より土壌


植物の3大要素 窒素・リン酸・カリの使い方

昨日の松剪定の続きです。

 

1日半作業にかかりました。

 

 

作業前と作業後

続いてモッコク。

今まで刈りこんであったので、透かして小さくして欲しいとの事で

一度、枝を造り直すために絡み枝などをバツバツ抜きます。

来春には、枝の内側にも枝が出てくるので形を作っていきます。

 

お施主さまが、樹木に肥料は上げた方が良いのかとのご質問をうけました。

 

この質問は、結構聞いてこられる方が多いです。

 

基本的には、肥料はいりません。

 

その代わり腐葉土などで土壌を良くすることが必要です。

 

 

樹木に1度肥料をあげると、あげ続けなくてはならなくなります。

理由としては、

自分で頑張らなくても肥料をくれる人間がいるので

木も横着します。

ところが、翌年人間が肥料をくれないと自分で吸収しなければいけなくなるのですが、

横着して鈍らになっている為、それだけの力がないわけです。

 

肥料はあげるのであれば、あげ続けてください。

 

山の中を見ても、腐葉土だらけですが、わざわざ肥料は撒いてません。

腐葉土を使って地面の土を生き返らせたりすることができます。

 

土が生き返ると樹木もスクスクと育ちます。

 

樹木は、肥料よりも土壌が大事です。

 

ミミズを放すのもいいでしょう。

土の中を耕してくれますので。

 

順番としては、土壌が先で足りないものを肥料で補う形が理想です。

 

肥料には、

窒素・・・葉や茎の成長を助ける働き

リン酸・・・開花や結実を促す働き

カリ・・・根の発育を促進する働き

 

その樹木の状態で使う肥料は変わります。

 

苗木や植え替えの時などは、窒素やカリで樹木の葉・茎・根の成長を助けたり

果樹はリン酸で開花や結実を促したり。

する場合もあるとは思います。

 

ただ、肥料をあげれば良いという事ではないんですね。

 

京都にいる頃は、冬場松に寒肥えと言って油粕を与えていましたが

今はしていません。

そのかわり、松の根に日本酒をかけて葉のツヤを良くします。

 

土壌が良ければ木は育つ!!

 

 

 

 

 

今日も、1日ありがとうございました。

 

 

 

 

 


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