2020 10/27(火)
2020 10/27(火)
今日は、竹垣の交換です。
お施主様が、11月に炉開きをされるとの事で、竹を青竹に造り直します。
この炉開きとは、
お茶の世界では、お正月と同じようなものだそうです。
この垣根は、四つ目垣
シンプルで、垣根の基本といえるでしょう。
これを、3箇所。
他にも筧2箇所、井戸蓋など青竹にします。
竹2束を朝、調達して
まず、切る。洗う。
下準備に時間がかかります。
竹は、元と末があるのですが、使用する部分をうまく使わないと、
たくさんの無駄な切り残しが出てしまい
材料が足りなくなってしまいます。
竹の元の方は胴縁として、
末の方は立子など、
造る物の竹の太さを考えて
切ります。
竹を洗うのも、結構時間がかかります。
只、ひたすら洗う。
自然の風雨にさらされていて
意外と汚れている為、
使用する際は、汚れを落とすと
綺麗な青竹になります。
今日、下準備が終わったので
明日、取り付ける予定です。
今日の禅語
嚢中三升米
(のうちゅうさんしょうのこめ)
炉辺一束薪
(ろへんいっそくのたきぎ)
江戸時代後期の僧侶
良寛さんの詩の一説だそうです。
頭陀袋(ずたぶくろ)の中に、
托鉢でいただいた米三升。
炉の傍らには、わずかな薪があるだけで
十分である。
清貧こそ、禅者の目指す生き方。
老後資金ではなく、暮らし方に目を向ける。
清貧とは、無理に富を求めようとはせず
行いが清らかで、貧しい生活に安じる事。
これは少し疑問。🤔
貧しい生活に安じたい人なんているのか?
私は嫌だな。
このまま解釈すると、貧しい生活するのが禅者の生き方みたいな感じに受けますが、
簡単に言うと、自分の身の丈にあった
生活をしろって事でしょうね。
自分の身の丈は、変化もしていく。
その時、その時で自分の身の丈に生活を合わせて行く事が大事だと思います。
それと同時に、向上心も必要ですね。
背伸びしても、辛いだけ。
自分の背丈は、自分が一番知ってる。
その時、その時で、
精一杯楽しんで行きたいですね。
今日も1日、ありがとうございました。