今日の禅語
花落花開自有時
(はなおちはなひらくおのずからときあり)
花は、落ちるときも、開くときも、
移ろいにまかせきって、
確実にその時をつかんでいる。
努力して時機を確実につかむ
努力の継続があってこそ、
時機をつかむことができる。
今日も1日、ありがとうございました。
花落花開自有時
(はなおちはなひらくおのずからときあり)
花は、落ちるときも、開くときも、
移ろいにまかせきって、
確実にその時をつかんでいる。
努力して時機を確実につかむ
努力の継続があってこそ、
時機をつかむことができる。
今日も1日、ありがとうございました。
悟無好悪
(さとればこうおなし)
人でも、物でも、
先入観をもたずに
あるがままを認めたら、
好きも、嫌いも、なくなる。
そういう人だと受け止める。
世の中にはいろんな人がいる。
腹立つ人もいるだろう。
しかし、そういう人なんだと受け入れると
腹を立てるまでもない人になる。
今日も1日、ありがとうございました。
一箇半箇
(いっこはんこ)
ほんとうに法のすべてを伝える人間は
数少なくていい。
一箇半箇は、
一人、半人の意。
たしかな後継者は一人いればいい。
自分が培ってきた仕事の技術や知識、経験を
後輩たちに伝える。
大切なのはこと。
しかし、欲張らないこと。
ほんとうに見込んだ人間に伝えることができたら、それで十分。
今日も1日、ありがとうございました。
薫風自南来
(くんぷうじなんらい)
新緑の香を含んだ初夏のさわやかな風が
南から吹いてくる。
その涼味が煩悩を吹き払ってくれる。
モヤモヤやイライラを感じることがあっても
風がそれを吹き飛ばしてくれる。
今日も1日、ありがとうございました。
動中静
(どうちゅうのじょう)
静寂のなかで心を静めるより、
日常の喧騒のなかにあって
静かな心になれることのほうが境地は高い。
呼吸でいつも静な心に戻る。
禅では、日常生活のどんな場面でも
平静を保つことの大切さを説く。
丹田呼吸をすると、
静な心にもどる。
今日も1日、ありがとうございました。
山深雪未消
(やまふこうしてゆきいまだにきえず)
山深い場所は、春の訪れも遅く
雪もなかなか消えない。
大人物は世に出るのに時間がかかる。
大成のカギは、ペースの堅持にある。
他人と比べて、
焦ったり、腐ったり、滅入ったりすると
自分のペースを崩す。
大事なのは
自分のペースで努力を、続ける事。
一歩一歩。
今日も1日、ありがとうございました。
瑞雲繞寿山
(ずいうんじゅざんをめぐる)
めでたい雲が、
(長寿の象徴である)寿山を取り巻いている。
これ以上ないほどのめでたい光景。
絶景に会う旅に出かける。
めでたい は、
愛でる と甚し(いたし)が結び付いた
めでたいしが変化したもの。
今日も1日、ありがとうございました。
南山打鼓
(なんざんにつづみうてば)
北山舞
(ほくざんにまう)
深い縁を築いた師弟のあいだでは、
心が通じ合い、
師のふるまいに、でしは即座に応じることができる。
打てば響く理想の関係。
阿吽の呼吸ができると、
的確な対応ができる。
あせらずじっくりめざす。
今日も1日、ありがとうございました。
花弄香満衣
(はなをろうすればかおりころもにみつ)
花を摘んでいれば、
いつのまにかその香が衣に移る。
よい師についていれば、
知らぬうちに
その立ち振舞いが自分の身につく。
まねは本物への第一歩。
まねを続けていたら、それが本物になる。
今日も1日、ありがとうございました。
翠樹含風葉
(すいじゅふうようをふくむ)
新緑の木々の木陰を吹き抜ける風が、
葉を揺らしている。
さわやかで、清らかな情景。
清らかさをテーマに掲げる。
魅力的な人の条件はいくつもあるが、
清らかさ、清潔感はその上位にランクされる。
服装だけではなく、きれのある所作
ふるまいをするなど。
日々の実践で磨く。
今日も1日、ありがとうございました。
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